デジタル玉手箱 マーヴェリック

シニアの週末の拠り所

いよいよ大工になった

今月から勤め先の現場が変わり、二日働いた。

今度の物流倉庫は出来てから5年と新しく、色々な設備も綺麗で気持ちいい。

コンテナトレーラーが直接接岸できるホームも10あり、さらにコンテナをリフトで降ろしてそこでバンニングできる広いザラ場もある。

とりあえず私はそのザラ場で仕事をしているのだが、これまでの現場にはなかった物がここにはある。

 

 

それがこのフラットラックコンテナという代物である。

普通のコンテナの屋根と左右の壁がなく、前後の壁のみ。

左右にもはみ出し、上にも飛び出すような大きな荷物を積む為の代物であり、国内の工場からは普通のトレーラーで運搬されて来て、それを輸出する時に使うのだ。

前後方向に動かないように写真のように木材を使って固定し左右上下の固定にはオレンジ色のベルトで固定するのだが、ベルトは4トンに1本かけるという決まりで上の荷物は5本かかっているので20トン以内の重量であることが分かる。

そして私の仕事だが、この木材を五寸釘を使って固定する事。

前の職場の事を書いているのでコンテナの中に入れた自動車を固定するために木材をタイヤに当てて同じく五寸釘を打ち込んでいく仕事をして来たことはある。

これがコンテナの床が合板であり硬く、釘が曲がってしまい苦労してきた。

それに比べれば同じ木材を打ち付けるので、割と楽であるがそれでも打ち損じは起きるので全部打ち込むにはかなりの労力がいるのだ。

 

 

積む荷物によって下側を突っ張り棒で固定するだけで済む物もあるが、金曜日は初めてこのように柱を立てて上にも突っ張り棒を組み、まるで小屋を作るような仕事をやった。

手前のバケツに五寸釘が入っている。

上の突っ張り棒に釘を打ち込むのには脚立に登ってするのだが、やっている事はまるで大工仕事であり、現場でも大工と言っているようだ。

この場合一番やりにくいのが補強の為に斜めに板を突っ張り棒と柱に打ち込む事。

ハンマーを上から打ち降ろすのでなく、横方向に打たなくてはいけないのだ。

その為、釘が曲がりやすく打ち損じしやすい。

しかもその補強の板がこの場合、12枚ありそれに2本打つので24本の釘を打ち込む必要があるのだ。

打ち損じすればその数は増えるので単純に言って、この小屋を建てるのには50本以上打っている。

この荷物の逆側に同じ小屋があるのだが、それは先輩が建てたのでこれを一人でやるとなると一日仕事だなあ。

これでも上腕二頭筋がパンパンになった。(/´Д`)/

しかし、手積みのバンニングやデバンはホームでやるので、ザラ場では無いみたい。

また今後は空器具の段積みみたいなリフト作業もやらせてもらえるようなので、前の現場よりは楽になるのではないかなあ。( `・ω・)b