デジタル玉手箱 マーヴェリック

シニアの週末の拠り所

長崎と爆竹と思い出

昨日の昼から、昼食に缶チューハイを飲みながら、NHKプラスでドキュメント72時間の歴代ベスト10スペシャルの特番の一夜目を観ました。

私はNHKにそれほど嫌悪感はなく、特に「ブラタモリ」、「鶴瓶の家族に乾杯!」、「ダーウィンが来た!」、そしてこの「ドキュメント72時間」は良心であると思っている。

この番組を見るようなったのは、以前土曜日の11時半ぐらいから再放送をやっていたのだが、ちょうど仕事で昼からの出勤の前、その時間に昼飯を食べていて見たのが最初であった。

72時間の通り、三日間カメラを回し続け、その場所を訪れる人間の深層まで踏み込むインタビューが毎回秀逸であると思わされる番組でそれからずっと見ていたのだが。

さらに、年末にその年のもう一度見たいベスト10の特番をやっていて、それもここ2年見ていてますますファンになった次第である。

特番は、山田五郎鈴木おさむ吹石一恵の三氏のMCによって発表、感想を交えながら進行するのであるが、今回も同じ構成。

一夜目は10位から6位までの発表であったが、もしこの記事をご覧になってから見てみたいと思われた方にとってはネタバレになってしまうので、今回記事を書く気になった6位のみ紹介させていただこう。

長崎 お盆はド派手に花火屋で

7位だけが見たことがある回であった為、新鮮に見させていただいたのだが、特にこの回は今まで知らなかった長崎のお盆の様子が。

長崎といえばさだまさし、グレープ時代の大ヒット「精霊流し」を思い出す。

あの歌のように、情緒いっぱいのお盆を想像していたのだが、実際は一年に一度のド派手なイベントであった。

特に初盆の場合は、金に糸目は付けないの言葉の如く、爆竹に何十万もかける強者も。

もちろん爆竹だけではなく、打ち上げ花火や、手持ち花火などもどんどん売れる。

それと初盆の精霊船がセットで、こじんまりとした物から、本当の漁船ぐらいの大きさの物まで、遺影を飾って長崎の街を練り歩く。

その時に爆竹の出番であり、箱ごと火をつけるなどド派手だ。

たまたまこのロケ時はさだまさしのお母さんが亡くなった時で、弟さんが取り仕切っていたのだ。

 

ここでこの様子を見ていて、自分の小学校3年生ごろだったろうか、思い出がフラッシュバックのように蘇ってきた。

名古屋市では昔から2大花火大会が行われていて、5月の熱田祭り、8月の港まつりである。

その5月の熱田祭り、別名菖蒲祭、本来は堀川に献灯まき藁舟を浮かべたそうだが、川の汚染から花火の打ち上げが主流になった。

その日は、熱田区でなくても、名古屋市内ではあちこちで花火をやっていたようだ。

自分の南区でもやっていたのだが、その年はなぜか駄菓子屋で(花火は駄菓子屋で売っているものだった)ロケット花火を大量に購入し、山崎川まで遠征して、陶器製のパイプを発射台にして向こうの堤防へ打ち込んだのだ。

山崎川は中流であったので川幅が200メートルぐらいあっただろうか。

発射角を調整し、向こう岸までピューという音を残してロケット花火は飛び、パンと破裂。

向こう岸からも同じように飛んでくる。

もちろん爆竹を破裂させる輩も。

そうしたら、爆竹よりも倍の大きさのダイナマイトと呼ばれる花火を千羽鶴の房のように繋げた猛者が現れて堤防の上に乗った。

導火線に火をつけて、いざ川面へ投げたら途中で破裂したのだが、ほとんどのダイナマイトは破裂する前に川の中にちら張っていってしまったのだ。

しかしその豪勢な姿は今でも目に焼き付いているのだ。

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