Amazonで外付けSSDを購入する時になぜかプライム会員になってしまったのだが、まあ年末年始の休みに入る時だったので一ヶ月だけ加入した。
それで新しい「PERFECT DAYS」、「BLUE GIANT」、「GOZIRA VS KONG」などを観てきたのだ。
「PERFECT DAYS」は役所広司の芝居の素晴らしさといい、東京の公衆便所の新しさ(なんか外国人旅行者向けのツアーがあるらしい)が良かったし光と影の抽象的な映像とカセットテープでの80年代のBGMも印象に残った。
「BLUE GIANT」は久しぶりに感動したアニメで、JAZZにのめり込んでいく十代の青春劇である。
このサントラ版はApple Musicでダウンロードして最近のウォーキングのBGMとして使わせてもらってます。
「GOZIRA VS KONG」は本家がここ数年頑張っているが、このハリウッド版も結構面白い。
そして昨日、「グリーンブック」を再度観た。
前回昨年の夏に観て感動したのだが、この機会にもう一度観てみたいと思ったからだ。
この題名のグリーンブックとは黒人がアメリカ南部を旅行するガイドブックで、差別が厳しい中で黒人が安心して(黒人専用として隔離しているようなものだが)宿泊できる
モーテルなどが記載されている。
この南部を8週間かけてツアーを行う黒人ピアニストのドクと、その運転手兼マネージャーとして雇われたNYブロンクスに住むイタリア系移民のトニーが主人公である。
トニーは働いていたバーの改装で2ヶ月職を失い面接を受けにカーネギーホールに来るのだが、ドクはそこの最上階に住んでおり、2本の象牙が飾られ王座が鎮座した部屋でまるでアフリカの王のような出立ちのドクが現れる。
ドクが必要としていたのは、トニーがバーで用心棒としての実績であり、北部ではツアーをしても問題はないが、南部では差別が厳しく何か問題が発生しても解決できる手腕だ。
それは2回目のホールでピアノメーカーが指定してあったものでは無く、ゴミの入ったボロピアノであったのでホールの支配人に凄みを利かせて演奏前に変えさせるといったところで発揮されるのだ。
トニーは元々黒人差別であったのだが、このドクとのツアーにより不思議な信頼関係が築かれていく。
そしてこれが一番気に入っているシーンが、ケンタッキー州に入り、カーネルサンダースのケンタッキーフライドチキンに寄ってバーレルでトニーが買って車に持ち込む。
運転しながらフライドチキンを食すトニーが、ドクに進めるが食べたことがないと言って断るのだが、匂いに惹かれついに後部座席で食べ始める。
それで骨はどうすると尋ねると、トニーは窓を開け外へポイっ!
ドクも笑いながら同じようにポイっ!
しかしその後、トニーが空になったコップを同じようにポイっ!
流石にこれはアウトで、バックして来てドアを開けて拾い上げる。
トニーには美人の奥さんがおり、このツアー中手紙を書いて送るように義務付けしたあったのだが、ある日手紙を書いているとドクが公正を行い素敵な文章にしてあげるのだ。
追伸、子供にキスを!
ツアーも後半、夜間雨の中移動中にパトカーが呼び止めた。
主要ルートから外れてしまって迷っていたので不審がられてだったのだが、後部座席に座っているドクを見て黒人は夜間は外出禁止だと言ってきた。
ドクにも外に出るように言ってきた警官と問答していたトニーだが、警官のイタリア系への差別発言に怒りが爆発、 ぶん殴ってしまった。
ついに留置場に入れられたトニーと、それを見守るドク。
弁護士に連絡させろと言い、電話をすると署長に電話がかかってきて釈放するように命令を受けるのだ。
ドクが連絡したのは弁護士ではなく、ロバートケネディであった。
そして最後のツアー、ホールの支配人の昔からのルール一点張りの黒人差別にブチ切れたドクはツアーをキャンセルして、黒人も働くバーで食事を摂る。
そこでドクもピアノを演奏し、JAZZもバーのバンドとセッションを行い大盛り上がり。
そこからクリスマスイブに間に合うようにNYへ帰路に着くのだが途中から雪が降り始めトニーも睡魔に勝てず間に合うのか。
しかし、運転をドクが代わり無事ブロンクスの家に帰宅。
大家族に囲まれホッとするトニーと、執事も返して一人きりのドク。
少ししてトニーの家には来訪者が。
冗談で呼んだ老夫婦であったが、トニーがドアを閉めようとしたその外にドクが。
招き入れ家族に紹介するトニー。
奥さんとハグすると、奥さんの「手紙をありがとう!」
最高だ ゚・*:.。..。.:*・゜ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ・゜゚・*:.。..。.:*
追記:前回も記事にしてました