今朝も、ちょうどタッチタイピングの練習で、e-typingの[今月のタイピング] 冷たいデザート長文を練習していた。
その長文がわらび餅の屋台の話で、おじさんがたまにおまけしてくれたとか、冬には焼き芋の屋台を引っ張ってきたというものだ。
そう、私もその年代の人間なので懐かしく思い、今日はこの話題にしよう。
私よりも若い世代の人たちでは、その屋台そのものが軽トラックであったはずであろうが、私の幼稚園時代ぐらいまでは、屋台といえばおじさんが引っ張ってくるリヤカーのやつだった。
冬のある日、家のあるバス通りから一本入った路地裏ではまだ未舗装で、そこで友達と遊んでいると遠くからチリンチリンと鐘の音が聞こえてくる。
「あ、焼き芋のおじさんだ!」と叫び、みんな一斉に一斉にその音のする方へ駆け出すのだ。
屋台を引っ張るおじさんを見つけると、みんなで屋台の後ろに付いて歩き出す。
そう、別に焼き芋を買うためではないのだ。
しばらく歩くと、通っていた幼稚園の横の道に差し掛かる。
みんな一斉に屋台の後ろを持って押し始めた。
ここは結構な勾配の坂道なのだ。
おじさん一人では登ることができないぐらいの道だったので、すごく感謝されてご褒美にみんなに小さめの焼き芋が。
それを見越してのちょっとしたバイト気分だったのだろう。
昭和の、そう三丁目の夕日の世界である。ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ